ローコスト不動産投資は成功？失敗？主婦大家がいきなり始めた手探りスタートの実態

普通のサラリーマン家庭に育った私がどうして不動産投資に興味を持ったのかは詳しく思い出せないのですが、子供の頃から「大家さんっていいな～」と漠然と思っていたと思います。たまたま主人も同じ思いを持っていたということが始めるきっかけでした。

主婦大家を夢見て、結婚後まもなく物件探しを始めてみたものの、実らないまま十数年間は全く物件も見なくなり、すっかり不動産投資の道は遠のいていましたが、子供達が中学生になって少しづつ手が離れてきた昨年、突如巡り会った近隣の物件を突発的に購入し、憧れだった不動産投資がいきなり始まることになりました。

手探りスタートのローコスト不動産投資は、果たして成功したのか、それとも失敗したのか？早速ご紹介したいと思います。

１軒目・区分マンションとの出会い

私が選んだ記念すべき１軒目の物件は、「区分中古マンション」。どうやって探したかというと、大手検索サイトで主人が見つけました。

子供が生まれてからというもの年子育児に追われ、不動産投資のことなんて忘れていたし、そもそも「貯金がたまらなきゃできない」「高額で出来ない」から当分無理と思い込んでいた私は、その値段を見てビックリ。目を疑った程。

サラリーマン家庭の我が家でも頑張れば手が出そうな金額だったのです！しかも、初めての物件に安心な近隣のマンション。もしかして私達にも買えるかもしれない！ここ数年は継続的に物件をチェックしていた訳でもなく、ちょっと検索してみるか～というノリでした。

以前近隣で同じような中古区分マンションを探していた過去の経験が早速役立ち、この値段はなかなか無いと直感で感じ、すぐに電話！すぐに物件を見たいと少し無理を言って、担当者に来てもらうことが出来、その日のうちに物件を見に行ったのです。

その時はまだ購入するなんて思ってもいませんでした。

初めての物件見学・第一印象と実際

早速数時間後には、物件を見に行くことができました。自分が住む家を見に行くような気持ちで、ちょっとドキドキ・ワクワクでした。

見に行った物件はこんな物件でした！

募集の写真はとてもきれいに見えました！

事前情報として、築３２年だが、マンション自体も大規模修繕済で新耐震基準のマンションであった点、室内のフローリングと壁紙の張替えのリフォームがされている点が良い印象。

とにかく見に行ってみよう、というノリでした。実際はどうだったのか。

外観は？

マンションに到着して第一印象は、しっかりした造りで好印象。担当者の方がいらして部屋に向かうと、ちょっと・・・な部分も目に入ったり、良い点悪い点など確認しながらしっかり見学しました。

見に行って初めて知ったのですが、このマンションは「インターネット無料物件」でした。これはプラスのポイントでした。しかし、廊下が暗いこと、オートロック無し１階ということで、女性客は見込めない物件だなとすぐに思いました。

室内は？

室内はどうか？入った瞬間、問題点がありました！

それは、「匂い」。何の匂いか始めは分からなかったのですが、ずっとこの匂いが気になりながらの見学になるのでした。

実はこの匂いの正体、タバコのヤニの匂いが染み付いた部屋だったのです。壁紙や天井も張り替えられていてキレイなのですが、この点だけがどうしても気になりました。

他はというと・・・

やはりイメージと実際の印象は違うものです。張替え済みのフローリングは白木の巾木で私好みでとても気に入りましたが、匂いの問題はかなりのマイナスポイント。これは見に行かなければ分からなかった事です。

購入する？しない？決定はどうやってきめた？

購入の検討は、見学中からしていた

もし購入するなら、物件価格の他に諸費用がかかるし、プラスリフォーム代がかかります。リフォーム費用をいかに押さえられる物件かがポイントでした。総費用を抑えたかったのです。なけなしの貯金をはたいて買うかどうかでしたので超重要でした。

新品のフローリングと壁以外は全体的に古い印象でちょっと引くレベルの箇所も。ですが、セルフリフォームで行ける！と判断。見た目の印象をかなりきれいな状態にできそうだと思いました。私が予想したセルフリフォームの予算の金額はなんと３万程度！これなら購入も夢ではない。

しかし、大きな問題は２点、お風呂に痛みと汚れがありちょっと不衛生な印象。そして部屋全体のヤニのニオイ。BTは最悪業者に頼んでリフォームする選択肢もありですが、できればしたくない。相場の値段も分からず。さらに、既にリフォーム済の壁紙や天井の奥にしみついている匂いについてはどうするのか、換気で薄まるのか、次の住人も喫煙者なら良いが・・・ずっと考えながらの見学でした。

購入する？しない？決定のために担当者に聞いたこと

決定するために不安なことなどは、この場で聞いておきました。事実を誠実に伝えてくださる担当者の方でとても親切に教えてくださいました。が結局、かなり気になるもののその場では決められず、持ち帰って検討することにしました。

結局持ち帰って検討・誤算もあり！

匂い問題だけ見通しが付けばすぐにでも決定したい気持ちでしたが、冷静に検討したいので一度持ち帰りです。

一番手ではなく二番手と知り、大急ぎで検討。近隣の物件なので、立地条件や環境はよく分かっていました。

検討ポイント「賃貸できる物件にローコストでできるかどうか！購入資金はあるのか？」

大急ぎで検討した６項目はコレ

見込み家賃がかなり低めという誤算があったが、匂い問題もなんとかなるだろうと色々悩んだ末に、不動産投資１軒目、「勉強の為」に購入を決定しました。

1番手の方は指値（値引き交渉のこと）をされていたという情報と、買えるかどうかは売主さん次第ということを初めて知りました。どうしても買ってみたかった為、即担当者へ電話を入れ購入の意思を満額で入れました。そして売主さんの承認がもらえて、2番手でしたが晴れて購入が決まったのです。

まとめ

いきなり始まった初めての不動産投資、主婦の私が購入決定まで来ました。物件探しで一番先に見たのは「価格」でした。買えそうか全く手が出ない金額なのか・・・主婦目線のポイントはココからでした。もしかして念願の大家さんになってしまうかも？という期待と不安の入り交じる見学から、物件を見つけてから半日程度で購入を決めることも一大事でした。

実際に決めてから思うことは、不動産との出会いは一期一会だな～ということ。私が買わなければ他の人の手に渡りますし、この物件に出会わなかったら始めることも出来なかった訳です。

不動産という大きな買い物ですがどうしても欲しいと言う場合、そして、ローコストで仕入れる為には、スピーディーに行動し判断することが大事だと実感。後々分かることになる用途の誤算もあったものの、２番手でも情報収集により満額で購入の希望を出したことも良かったと思います。物件購入出来たことはひとまず成功ではないでしょうか！

• 価格から入った
• 気に入ったらすぐに見に行く！スピード感と行動力、判断力が成功の秘訣
• 見に行かないと分からない事がある
• 実際に住みたいと思ってもらえる物件にローコストでできるか、検討は念入りかつスピーディーに
• 他に購入希望者がいる場合、購入価格は満額で入れないと買えない可能性大
• マンションの用途、居住用のみ可物件でした。一般の賃貸以外に考えがある場合は予め聞いておく