不動産投資

初の退去連絡!戸惑わないために手順をシミュレーションをしておこう!

一度入居が決まるとホッとしますが、入居があれば退去もある!大家さんをしていれば退去は付き物です。そして、退去連絡はある日突然、いきなりやってきます。

私は今回初めて退去連絡を受けました。ドッキリしますね。そして、退去は収入も減ってしまうので切実なものなのです。

そんな退去連絡にも慌てないためにも、退去手順や流れをシミュレーションしておくことをおすすめします。

どんなことが起こるのか、必要なのかを主婦大家の私が紹介していきたいと思います。

退去は突然やって来る!

物件に入居が決まれば、入居者さんがお住まいの間は特に何もやることがない大家さん。

しかし、退去連絡が入れば動かなければなりません。そして、その連絡は突然やって来るのです。

退去連絡が来る前にやっておくとスムーズなこと

退去時には退去立会いというものがあります。これは、引っ越しが終わったあとに立ち会って、損傷がないか、ある場合の費用分担など話し合う場です。

この立ち会いは退去事務を誰がやるのか?ということを確認しておくことです。

管理会社管理の場合は、管理会社がやってくれるでしょう。

自主管理の場合は、大家さん自身がやることになります。

今回のケースでは、ウチコミという大家直接募集サイトで決まった物件で、エージェントという仲介業者さんが入居の時の内見から契約までを行ってくれるものでした。

ですので、退去もやってくれるのかな?と思ってしまったのですが、退去事務は無しでした。

入居付けはお世話してくれても、退去立ち会いはしない、というケースです。

有料で退去の手続きや立ち会いをやってくれるサービスのある業者さんもありますので、遠方物件の場合やスケジュールが合わないといった場合は利用するといいと思います。

まずは、ご自分の所有の物件は、誰が退去手続きをやるのかを明確にしておくとスムーズですね。

退去手続きの流れ

  • 退去日の確認
  • 契約期間の確認
  • 違約金の有無
  • 保証会社への連絡
  • 入居者さまへの費用案内
  • 退去立会い日程調整
  • 退去立ち会い当日

と大体このような流れになります。

退去日の確認

退去の連絡があったら、まず、退去日(引っ越す日)を確認しましょう。それによって、契約期間がいつまでになるのか家賃の支払いがいつまでか明確にしなければなりません。

契約期間の確認

退去予告が何日前までに行うことになっているかを確認します。

例えば、退去予告30日の場合、15日に連絡があったとしたら契約期間は翌月14日までなので、その日までは賃料発生することになります。

入居者さんの都合で、契約期間より早く退去する場合でも、賃料は発生するという考え方になります。

違約金有無

1年以内の短期契約の場合の違約金を契約している場合は、違約金が発生します。上記賃料にプラスしてお支払いいただきます。

保証会社へ連絡

保証会社の保証がある場合には、家賃収納代行会社である保証会社へも連絡して、家賃の引落がいつまでかを確認します。

退去通知や解約通知といったものを提出する場合もあります。

今回は違約金があり、不足が発生しました。その分は大家が直接請求を行います。

いつまでは保証会社で回収、不足分は大家が回収など明確にします。

入居者様へのご連絡

退去の費用が分かったら、入居者さまにご連絡して内容を説明します。契約終了より前に退去の場合でも家賃がかかることや、違約金の件は必ずお話し、それでも早めに退去するかどうかを聞いてみましょう。

退去日が変わらないようでしたら、引落がいつまでされるかの説明と、不足金が発生する場合の支払い方法もお伝えしましょう。

お引越し後、退去立会いがある件をお伝えし、日時を調整します。当日以降荷物がなくなった状態で行います。最短はお引越し直後ですね。翌日や日程に余裕があればいつでも構いません。

当日、汚損や破損がある場合の確認書や精算費用の確認書に署名捺印していただくこともお伝えし、持ち物もお伝えしましょう。

持ち物は、返却する鍵と印鑑です。

お電話で話した内容を念の為、メールやメッセージで文章でもお伝えしましょう。

  • 精算費用の確認
  • 退去立会いの日程調整
  • 持ち物

退去立会い当日

お約束した日時に現地で集合しましょう。

①汚損破損被害、設備の確認

「退去時チェックリスト」を作っておきます

⇒署名捺印及び新連絡先住所も書いてもらいます。

②精算金の説明

「退去清算金明細兼請求書」を2部作っておきます

⇒署名捺印をいただき、1部をお渡ししましょう。

③鍵の返却

忘れずに!

退去手続きは、以上になります。当日はスムーズにさらっと終わるように、準備しておくと良いですね。

退去後スケジュールまでを考えておく!

退去後はなるべく早く、新しい入居者さんが入ることが望ましいですよね。

ですのでそのための動きになります。

クリーニング

室内の清掃、クリーニングを行います。業者に頼むことも可能です。クリーニングのための水道や電気の手配をしておきましょう。

破損汚損箇所の修復

壊れているなど修理が必要な場合は、早急に手配します。

募集活動

ここからは次の入居者募集に向けての作業になります。早く決まるように早めの募集行動が良いと思います。

今回の反省などを踏まえたり、価格帯の見直しなどを行って、募集活動に入ります。

ここからは、最初に募集した時とほぼ同じ流れになるかと思います。空室期間をできるだけ短くすることは収益を途切れさせずに回すことになりますので張り切っていきましょう。

まとめ

シミュレーションはできましたか?

退去の連絡は本当にがっかりします。ですが、また新たな風を入れるチャンスでもあります。

しっかりシミュレーションをしておくことで、誰がやるのか、どんな流れでやるのか、当日必要なもの、などが見えてきます。

大家目線での記事になりましたが、入居者の方が退去される場合も参考になるかと思います。私のように慌てずに戸惑うことなく対応出来ると思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。

 

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